☆ 12月第1週 ☆    2015/11/26 〜 12/02


 たぶん最後の寺社詣で 


 私は、カトリック信者ですから、神社・仏閣には
 宗教的な参拝のためではなく、見学に訪れるということになります。
 日本の観光地には有名な寺社がたくさんありますから、
 当然いろいろな機会に足を運んでいます。

 とりわけ印象深かったのは、何といっても伊勢神宮。
 ここは日本人の心象の原点という感じの 《純粋さpurity》 そのものでした。

 今回は、たぶん最後のそれになると思いつつ、
 奈良県の 『吉田寺きちでんじ』 に行ってきました。



  ・ 吉田寺(きちでんじ) −−−  またの名を 『ぽっくり寺』 というそうな

   奈良県のこの寺は、法隆寺の近くにあり、関西では 『ぽっくり寺』 という名でよく知られて     
   います。 私も、10年以上前に、新聞でその名を知りました。 なんでも、姫路方面の
   老人会の方たちが、貸し切りバスで参拝に訪れ、その帰途、おひとりの方がバスの中で
   亡くなられて、『ご利益が、早すぎた・・・』 と話題になったのを耳にしたのでした。

   そのご利益に与かれれば、こんな幸いはないという思いがしてなりません。(^_^);
   
   JR の甲子園口駅から、大阪駅で大和路快速に乗り換え、
   そのまま奈良県の王子駅まで1時間ちょっとで行けます
   ので、らくちんです。
   ここからバスで、吉田寺に向かいます。

   文字通りの小春日和で、気持ちのよい田舎の風景が
   広がります。 寺の入り口で、老人クラブという感じの
   人たちとすれ違いました。
   平日のせいか、この時間の拝観は私一人。 受付の
   方にゆっくりとお話を伺えたのはラッキーでした。
   もともとは、年老いても人様に「下・裾の世話にならずに
   済むように」との祈願をしていた由。

   長患いをしないですむようにという願いからは、元気な
   ままにぽっくりという願い・気持ちが十分に汲み取れます。

  

  ・ 老いても健康を維持する : 余生への宿題

   不信心な私は、密かに願っていた 『帰途に ぽっくり』 とはいかせて貰えずに、
   何のトラブルに巻き込まれることもなく、無事帰宅した次第です。
   どうやら、『ぼっくり』 いくその日まで、日々、できるだけ自分の運動能力なりを継続的に
   保持するよう努めることが必要なようです。

   そうか、余生のポイントはただ一つ。 できる範囲での健康状態の保持! これしかない。

   今日のご利益・収穫はこういう結論だったようでした。 (^_^);






今週の無理は
あかんよ    
本来なら、吉田寺の後、近くの法隆寺とか、今放映中
のドラマ「あさが来た」のロケ地:橿原市今井町あたり
まで足を伸ばしたいところでした。

最近は、一日中外出するといったことプランは控えるように
しています。 やはり 80歳には 『無理は禁物』 です。
いささか情けないことではありますが、これが現実。
素直にこの事実を受け入れようと観念したのです。

なまんだぶ、なまんだぶ ・・・ ということですかね。



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