☆ 9月第3週 ☆    2015/09/10 〜 09/16


いつまでも、あると思うな ・・・


《 故事ことわざ 》 には、なるほどと思う名言が多いのですが、この歳になって
やっとピンとくるようになったものもあります。 そうしたいくつかを・・・




   ・命長ければ恥多し

    命長ければ恥多し、長くとも四十に足らぬ程にて死なんこそめやすかるべけれ。
    徒然草の一節です。

    当時よりは、人の寿命がずいぶん伸びていますので、40歳を倍の80歳と読み替えて、    
    そろそろこの辺りで fade-out するのが、時宜を得てるという気持ちです。
    涼しくなった来月あたり、かねて念願の 「ぽっくり寺」 に足を運びたいと思います。


   ・老木は曲がらぬ

    もうここまでくると、生き方の修正はかなわぬもの。
    じたばたせずに朽ちたいと・・・

    経験則からいえば、50代・60代で 『己の歩み方』 を はじかせて おきたいものです。


   ・勝つも敗けるも時の運

    別にやけっぱちでいうのではなく、すべては 「起こるべくして起こる」 という理解を
    私はしているのでした。 私好みの英文表記では What is to be will be.


   ・去る者は日々に疎し

    これも冷たい仕打ちという訳ではなく、日がたつにつれて忘れられていくという、
    至極当たり前の話です。 もうこの歳になれば、「私のことを忘れないで」 などと
    いうセンチメンタルな心情など、無縁なものとなりました。


   ・秋風耳を過ぐ

    ここまでの心情には至らぬものの、まあ、そんなものだろうと ・・・


   ・鳥のまさに死なんとするその鳴くや哀し

    とてもここまでの心境には到達できませんが、願望ではありますね。


   ・長居はおそれ

    ほんま、この心境です。


   ・日、西山にせま



    これも、実感のこもった言葉ですね。

    そういえば、英語の T先生のこんな句が思い出されます。 (先輩の死を悼んで)

              なお 西へ 花を尋ねて 逝きにけり



といったところで、「 もう いいんちゃう 」







今週のおめで
 とう!  
  地元の県立芸術文化センターが10周年を迎え、
  9/11 に、500万人目の来場者を迎えたとのこと。

  私にも馴染みのホールで、大ホールに 122回、
  中ホールに 2回、小ホールに 36回、合計 160回
  通っています。 何しろ自転車で行ける手軽さです。

  このホール、阪神淡路大震災復興のシンボルとして
  完成したもの。
  今、大きな水害に遭っている関東・東北の被災地の
  方々のご苦労を思い、時間はかかっても復興できる
  という希望を失わないことを願っています。
   



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