●記事の概要 公共性の定義からインターネットをとらえ直してみよう。 共同体が閉じた領域をつくるのに対し、公共性とはだれもがアクセスしうる空間である。 また共同体の成員が同じ価値を共有するのに対し、公共性をもつ空間の成員のもつ価値は 互いに異質である。 さらに、共同体はアイデンティティー(自己同一性)を持つのに対し、公共性では一元的で 排他的な帰属を求めないとされる。 グローバルで多対多の通信射程をもち、誰もがアクセスできる空間をつくるインターネットは 新たな公共性のある空間を提供できると期待される。 つまり、血縁、地縁といった閉鎖空間 から離れたオープンスペースを作る可能性をもつ。 その一方で、インターネットそしてブログ、ツイッター、LINEといった技術は、血縁・地縁 とは異なる新たな閉鎖空間をつくる。 ブログの管理者に対する国際比較研究によると、「ブログは社会活動の場」と考える管理者が 米国・欧州では多いが日本では少なく、「ブログはアイデンティティー表出の場」 と考える 管理者が日本では多かった。 オープンスペースを作っても、ネット上で新たな共同体間のギャップと分断が作られるのでは、 公共性からはほど遠いことになる。 ●体験から思うこと かつて、カトリック系の非公式のメーリングリストから除名された私には、以上の解析の意味が 実によく納得できるのです。 (^_^); もうひとつ、今も利用しているキリスト教系のメーリングリストでも、投稿記事の書き方に関して 細かい規定があり、不用意に引用などしようものなら、管理者が敏感に反応してしまい、こんな 面倒くさいところでは、read only member にならざるを得ないと痛感しているところ。 以上の2つの例、非難する意味ではなく、あまりにも藤垣先生の指摘がそのまま 当てはまるケースなので、ついつい紹介させていただいた ・・・ のでした。 要するに、『加入させてやる』とか、『俺のルールに従え』という管理者のコントロール下に メンバーを抑え込もうというスタンスが、そこには充満しているのですね。 藤垣先生の指摘するような 『プログは社会活動の場』 とする米国・欧州系の柔軟な考え方が 日本では本当に少ない ・・・ というのを、実感している私です。 ネットが、現代に生きるすべての人に、管理者による束縛なしに、自由に利用されることで、 新しい社会活動の創造が始まるのだという期待を抱いて、私も、このブログ : 『勝手にカウント ダウン』 を、もうしばらく継続していきたいと思います。 |
やはりこれがオペラの人気 No.1 でしょう。 私も 7回鑑賞していますが、実は最初に見たのは映画館での 実写版 で、すばらしい演奏(ドミンゴなど錚々たる歌手!)が堪能できた ・・・ 魅力満載のオペラなのです。 ![]()
1984年のものは、前に見た映画(実写版)と比べると、いろいろな点で不満を覚えたのですが、 『アンジェロッティを歌った高橋啓三は最高!』 と日記に記録しています。 '94 の小澤さんのものについては、「一応 ◎ だが、少々力み過ぎではないか? テナーの響きは いいが、立ち上がりの音にふらつきが・・・」 と記してあります。 '97 のものは、「大いに楽しめた。 横田さんはちょっとしんどそう。 田代さん、小餅谷さんは ○ 」 とあります。 この日には、3/3 に生まれた息子のところの孫娘が、我が家に初めて来たとも書いて ありました。 この子も、この春には大学生になります。 (^_^); '00 のは、オーケストラと合唱をアマチュアが行うという意欲的なもの。 「歌手は予想以上の出来。 オケは少々うるさいが、よくやってる。 それなりに楽しめた。 終わってイタリア料理でゆったりと。」 '05 のは、大阪フィル定期での演奏会形式によるもので、「全体として、いい演奏。 トスカには もう少し澄んだ声を望みたいが・・・」 と書いています。 '12 年の2つは、地元「芸文」でのもの。 いつもの通りのダブルキャストで、幸いにも両方を鑑賞 することができました。 「このホールの奥行きのあるステージを活かしたいい演出。 オケがちょっと 雑な印象もあるが、全体としては ◎ 。 カヴァラドッシは、福井さんの方が好ましかった。」 ![]() LPでは、プレートル指揮、パリ音楽院管弦楽団のものを持っていました。 これはマリア・カラス、カルロ・ベルゴンツィ、ティト・ゴッビなど垂涎の的というべき役者揃いの名盤。 |
今週の | ![]() | 何か変! | 3/19 朝刊に全国の公示地価のリストが載りました。 実は、昨年の「固定資産税」の通知で、20年ぶり位に 課税額がアップしていてビックリ。 当地の公示地価のアップが反映していたのです。 今年も更にアップするようで、ぞっとします。 なんか、知らないところで決められており、いやな感じ! |
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