☆ 1月第1週 ☆    2015/01/01 〜 01/07


 ☆ 謹賀新年 ☆  

いよいよ80歳を迎える初春です。 日本人男性の平均寿命は 80.21歳 ということなので、
今年の夏を乗り切れば、もう何も文句をいう筋合いは(統計値的には)なくなるということ。

日本人として生まれ、いいことも悪いことも、まぁ 一人前にやってきた日々を
めでたく『卒業』できる年齢に到達するんだと、《勝手に思い込む》 ことにしましょう。

いわば人生の卒業です。 卒業できた暁には、どんな風に過ごすかは全く見当がつきません。
おかしな じじい の最後の日々を、毎週綴って、何かの参考になるとも思えませんが、
とにかく行き着くところまでしっかり見届けようと ・・・ 思います。



                            茨木のり子       

       ●自分の感受性くらい

        ぱさぱさに乾いてゆく心を
        ひとのせいにはするな
        みずから水やりを怠っておいて

        気難しくなってきたのを
        友人のせいにはするな
        しなやかさを失ったのはどちらなのか

        苛立つのを
        近親のせいにはするな
        なにもかも下手だったのはわたくし

        初心消えかかるのを
        暮らしのせいにはするな
        そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

        駄目なことの一切を
        時代のせいにはするな
        わずかに光る尊厳の放棄

        自分の感受性くらい
        自分で守れ
        ばかものよ







プログラムで振り返るオペラ H : モーツァルト 「フィガロの結婚」


   お正月ですので、ちょっと賑々しく 「フィガロ」 を・・・。 個人的には、この長いオペラはちょっと苦手です。    

                           
 1980/ 2/17 コシュラー指揮  東京都交響楽団: 東京文化会館
 平野忠彦、朝倉蒼生、宮原昭吾、鮫島有美子 ほか  二期会オペラ公演
 1989/10/ 7 小松一彦指揮  関西フィルハーモニー管弦楽団: 大阪厚生年金会館
 三室尭、津山和代、山田健司、淡路和子 ほか  大阪市制 100周年記念
 1990/ 6/30 井上道義指揮  京都市交響楽団: いずみホール
 横田博和、岡坊久美子、多田羅廸夫、三縄みどり ほか  いずみホール・オープニング記念
 1991/10/24 ストラシンスキー指揮  ウィーン室内歌劇場管弦楽団: 尼崎アルカイックホール
 クルツヴェスキー、ミッチャウド、マーフィー、グラツォール ほか
 1992/11/12 サヴァリッシュ指揮  バイエルン国立歌劇場管弦楽団: 愛知県芸術劇場大ホール
 ヴァイクル、ポップ、リナルディ、ブラーシ ほか  愛知芸術文化センター開館記念
 1994/ 9/21 加藤完二指揮  大阪音楽大学管弦楽団: ザ・カレッジ・オペラハウス
   選抜学生による公演
 1995/ 1/22 ドホナーニ指揮  プラハ国立オペラ管弦楽団: 大阪 ・ フェスティバルホール
 クスニエル、マルコヴァー、スルジェンコ、メルニク ほか
 2012/ 1/ 9 門良一指揮  モーツァルト室内管弦楽団: いずみホール
 萩原寛明、津山和代、松森治、福永修子 ほか  第145回定期演奏会

        日付がブラウンのものは、演奏会形式による上演

     苦手にしている割にはよく見てますね。(^_^);
  というのも、魅力のあるメンバーによる公演であれば、つい
  食指が・・・  バイエルン歌劇場やプラハ歌劇場の公演は、
  まさにその典型です。

  個人的な好みからいえば、ウィーン室内歌劇場によるものが、
  出演者の知名度は高くなかったものの、興味深かったといえます。   
  この公演は、「ドン・ジョヴァンニ」との二夜連続公演でした。
  ('95 のプラハ・オペラも同様) 大げさな演出もなくモーツァルト
  の洒脱な愉しみ方というスタイルが満喫できました。

  '89 の大阪での公演は、市制 100周年記念行事の一環で、
  町内会でお弁当付きの招待があったらしく、周囲はまるで
  芝居見物の雰囲気。  大阪のおっちゃん・おばちゃんたちが
  お弁当をひろげてオペラを鑑賞するという、稀有の現象で、
  記憶に残っているのでした。(^_^);


        LPでは、ズイトナー指揮、ヘルマン・プライやワルター・ベリーといった
        錚々たるメンバーによる3枚組を持っていました。 何と、ドイツ語による
        演奏という珍品。
        日本では、日本語上演と言えばうさん臭い感じがするのですが、こういうのも
        あり ・・・ なんですよね。

        CDでは、ムーティ指揮、ウィーン・フィルというオーソドックスなもの。
        当時人気のキャスリン・バトゥルやトマス・アレンなどの役者揃いで豪華な
        アルバムでした。

   おそらく、フィガロをステージでもう一度聴くことは、ないだろうと思っています。  Arrivederci Figaro !





今週の リセット        ゲーム フリーセルでは、連勝記録を 3,540 まで伸ばしていたのですが、年末に挫折!
       今年は気をとり直しての再スタートとなりました。
       このゲーム、なかなか味があります。 答えは必ずある! という前提で取り組むことで、
       『 いらいらしたり 』 『 お先真っ暗 』 の絶望感に陥ったりすることがなくなってきたのです。 
       ある種の精神修養効果がありますね。
       普通には一問 3 〜 4 分ですが、最近の長考記録は #9307116 で 2時間22分08秒 を
       要しました。 単なる遊びではないところが面白い!

   



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