☆ 12月第1週 ☆    2014/11/27 〜 12/ 3


後処理の依頼 : 残された家人へのメモ

死後のいろいろな処理・手続きに、関係者が大変な思いをすることは容易に想像できます。
両親や祖母の時には、それほどのことはなかったのですが、弟の「遺言執行者」として
およそ8カ月間、いろいろな手続きをする中では 《戸惑いの連続》 だった記憶があります。

そこで、私が死んだ後の、いろいろな処理のうち、特に女房・息子がいろいろな処理・手続きを
する際に「有用と思われる事項」について、メモを作成することを 2001年から始めており、
今年もその改訂版(第5版)を作成したところです。


   1.葬儀に必要な個人情報
     所属する近くの教会で葬儀をすることは分かり切ったことで、いつもの葬儀社が
     やってくれます。  その際、関係者が戸惑わないよう「出生地」、「受洗教会」、
     「霊名(いわゆるクリスチャン・ネームのこと)」など。

   2.取り急ぎの連絡先
     親戚などは、女房・息子も分かっていますので、それ以外のところです。
        ボランティア・グループの代表者
        同期会の代表者
        在阪の高校同級生

     これ以外のところには、少し落ち着いてからの連絡でよいと割り切っています。

   3.いろいろな解約手続きなど

     1)国民年金・厚生年金関係 : 死亡届に必要な情報として、年金証書などは、
                         『手文庫』に、まとめて保管。
     2)共済年金 : こちらは女房への「遺族年金」のための大事な手続きになります。
               社会保険事務所だけでなく、企業年金部分の手続きが別にあるため
               その担当機関の問い合わせ先などを明示しておく必要があるのです。    
     3)厚生年金基金 : こちらにも「失権届」の提出が必要です。

     4)インターネットのプロバイダー契約 : 解約手続きとレンタルモデムの返却。
                              引き落とし口座などの記録。
     5)インターネットのサーバー契約
     6)メールアドレスに関するもの

   4.銀行口座など
     私だけが管理している口座に関しては、「主な出入り項目」「通帳・カードの保管場所」
     「暗証番号」「届出印鑑」などを明記しておきます。
     また、ネットバンキングに関する「個人情報」も明記しておきます。

   5.クレジットカードなど
     日常のカードの保管場所、引き落とし口座、主な利用内容などを明記しておき、
     解約手続きのタイミングなどが判断できるようにしておきます。


その他のことは、一般的な知識で対処できるのでは ・・・ と考えているのですが。





プログラムで振り返るオペラ C : ドビュッシー 「ペレアスとメリザンド」


   先週に引き続き、フランス語によるオペラ作品です。 これも日本ではあまり演奏されているとはいえない
   ものですが、ぜひご紹介しておきたい作品です。
   台本はメーテルリンクのもので、印象派の作曲家といわれるドビュッシーが作曲。 ドビュッシー特有の
   優雅さ・しっとり感に満ちた作品に仕上がっています。
   
 1958/12/ 3 ジャン・フルネ指揮 日本フィルハーモニー ほか : 東京・産経ホール
 1998/ 5/ 7 ジェラード・シュワルツ指揮 新日本フィルハーモニー ほか : 尼崎・アルカイックホール
 2006/ 5/24 若杉弘指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団 ほか : ザ・シンフォニーホール

   1958年の公演は、この作品の日本初演。 古澤淑子、ジャック・ジャンセン、ヨゼフ・モルナール(この人は
   ハープ演奏家として高名な方)というキャストで、三角関係の物語を進めていくのですが、初めて接する
   フランス語のオペラが、不思議な雰囲気を醸し出して、大変魅力的でした。

   1998年のものは、当時毎年開催されていた小澤征爾指揮のオペラシリーズですが、小澤さんの体調不良で    
   急遽、指揮者が交代したステージでした。

   2006年の演奏は、大阪フィル定期での「演奏会形式」による上演で、オール日本人による演奏でした。
   先の2つの公演は、はっきりと記憶していますが、この演奏会形式のものは思い出せません。(^_^);



   1958年のプログラムには、対訳テキストがついていました。

   

   フランス語でのはじめてのオペラを聴いた感想を「どうもフルネの指揮は生真面目すぎて、官能的なほどの
   神秘さに欠ける」と生意気なことや、「歌い手は日本人も含めてしっかりやっていた ・・・ イニョルド役の
   滝沢三重子は透き通ったきれいな声」などと、九州の友人に手紙で知らせていたのでした。

         余談ですが、その後、音楽評論家の村田武雄さんの文章に接しました。 この演奏会のことを、
        「フルネの指揮からは雰囲気的なものはあまり強くたちのぼらない・・・この歌劇の官能的な
        要素が知的な冷たさのなかに沈んでいる。 フルネにはドビュッシーよりラヴェルが適している」
        とあり、私の感想も全くの的外れではなかったと得心したのでした。

   LPでは、カラヤン指揮の3枚組の美しい演奏を持っていました。



今週の頑張り

ました。
  もみじの名所、箕面。 13年ぶりに女房と行ってきました。
  前回は、女房の腰痛もあって途中の喫茶店で一休み後、
  引き返してしまいました。
  それでも、もみじは楽しめたのですが、今回は一休み後、
  大滝までの坂道にも挑戦。 片道40分の道のりは大変!
  大滝とは、45年ぶりの対面を果たしました。
  初回は、子どもたちが幼稚園にも上ってない時期でした。
  親子4人でよくぞ歩いたものだと、当時を懐かしみました。
  これが大滝の見納めと・・・しっかり目に焼き付けました。
  中国からの観光客も多く、私のカメラのシャッターを快く
  押してくれたのでした。
  



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