余りもの 2016年8月


《 2016年 8月 》

 8月  8日 ベルカントで歌う  
9日
10日 竹中さんの記事をシェア  新聞読者投稿欄  
11日
12日
13日 法王の子孫? 
14日
15日 天皇のお気持ち  敗戦記念日 
16日 五輪報道と新聞 
17日 バイロイトでの新演出  
18日 五輪:すばらしい
19日
20日
21日 高校野球:作新学院優勝 
22日 ベルカントで歌う  リオ五輪 終わる  
23日
24日
25日
26日
27日
28日
29日
30日 ワンコイン・コンサート 
31日 今月の診療記録 
 9月   1日
 2日
 3日 マザー・テレサ列聖  
 4日
 5日
 6日 公民館パソコンおたすけ広場   これ何て花?
 7日 マザー・テレサが残したもの  


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竹中さんの記事をシェア

1994年から 10年ほどかかわった障害をもつ人々の就労支援ボランティア活動。
そのきっかけを与えてくれたのが、竹中ナミさん(通称:ナミねぇ)です。

神奈川の「津久井やまゆり園の事件」に関する、ナミねぇの Facebook 投稿を
シェアさせていただきます。



ナミねぇとの出会いは、私にとって、マイノリティとのかかわりのきっかけであり、
それまでとは違った《社会への目線》を養うことになる大切な出来事だったのです。




法王の子孫?

8月13日毎日新聞朝刊の記事です。



記事の内容は別にして、見出しの「法王の子孫」という言葉に興味を抱きます。
法王はカトリックの聖職者ですから、独身が常識。 そこに子孫がいるという前提の
記事ですので、興味津々というのはキリスト者のはしくれとして当然の反応です。

かつて、法王らしからぬ振る舞いの法王もいたようですが、この法王をそのような
目で見るのが正当な見方かどうか? という疑問です。


まずは手許の書籍で調べることに・・・・

  「カトリックの歴史」J.B.デュロゼル 著
大岩誠、岡田徳一共訳
白水社
文庫クセジュ
特段の記述なし
  「ローマ法王の
   権力と闘い」
小坂井 澄 著講談社
+α新書
記述なし。該当の時代を扱っていない。
  「ローマ教皇史」   鈴木宣明 著教育社
歴史新書
グレゴリウス13世(1572〜1585)はその宗教的
人格の中に教会刷新を継続し、その刷新の
担い手として教皇特使制度を組織し、カトリック  
宮廷に教皇特使を派遣した。
また教皇は司祭養成のために神学院をローマ
に設立した。 教皇はローマをカトリック神学の
中心かつ全教会の司祭養成の中心にし、ここ
から教会の未来の指導者が数多く輩出して
いった。
シクストゥス4世以来計画されていた「ユリア
ヌス暦」の刷新が、グレゴリウス13世の下で
完成され、「グレゴリウス暦」が誕生した。

ここからはネット検索の出番です。 なんとすぐに二人の子の存在が判明!!

ウィキペディア:グレゴリウス13世  : 愛人との間にもうけた庶子ジャコモ
「孤児たちのルネサンス」より グレゴリウス13世の死  : 実子ソリア公


また、この天井画のある ポンコンバーニ邸で、2005年に天正少年使節団の絵画が発見されたという情報も、
以下のサイトに記されています。 なお、こちらでは、ソリア公は法王(教皇)の おい とされています。

大村観光ナビ:天正少年 3000日の旅


ということで、かの高名な教皇には、このような側面もあったということでした。




マザー・テレサが残したもの




マザーは、社会の底辺の人々をキリスト教に改宗させることを目指してなど
いませんでした。 目の前の現に苦しんでいる人々にとにかく手を差し伸べる
ことしか考えていません。 ここが、宗教的立場と信仰的立場の大きな違いです。
キリスト教を広めることが目的の宗教家と、イエスに倣って生きる信仰者との違いです。
私が脱宗教ということにこだわり続けるのは、こういうことが底辺にあるからです。




天皇のお気持ち

ビデオメッセージが放映され、天皇の「生前退位」をめぐる陛下御自身のお考えが
これほどまでに「はっきりとしたもの」であることに、衝撃と感銘を受けたのでした。
これまでの私の認識は、天皇はあくまでも「国民統合の象徴」でしかなく、「国事行為」
のみが厳密な意味での(つまり憲法上の)天皇の役目であるというものでした。

ところが、天皇ご自身は、長年のご体験を踏まえたうえで

   何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ること
   事にあたっては、時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、
   思いに寄り添うこと

   宮中祭祀、慰霊・慰問など全国各地で国民と哀歓をともにする公務
   これらは単なる儀礼ではなく、国民の信頼の源泉であり、伝統を現代に
   問う象徴天皇としては勝手に減らせぬ・・・

という、天皇ご自身にしか実感することのできない内容を含むものでした。

      先月のブログで取り上げたような狭義の「国事行為」のみ ・・・ という理解は、
       象徴を具現化されている陛下の実感とは、まったく違うという現実をはじめて
       認識することになったのです。 このような当事者(天皇)と学者や国民の認識
       のズレの存在という驚くべき現象が、今回はじめて明らかになった訳です。


そして、そういう天皇の「公務」観からすれば、これを「全身全霊」で遂行なさる
ことには、年齢的な影響など、天皇ご自身の 『ご理解・信念』 からみて、大きな
困難を覚えていらっしゃるということが、はっきりとしてきたということ。

憲法の「字面」と、その「内容・実態」との乖離は、決して第9条をめぐる問題
だけでなく、天皇制というテーマにあっても、発生していたということです。

      学者や政治家は、そんなことを象徴天皇に期待してなどいない ・・・ と考えるの
       でしょうが、そういう 「頭で考えた、字面だけの 《憲法》 観」 などは、象徴という
       役割を実際に担っていらっしゃる陛下のお気持ち・実感からは到底納得できるも
       のではないという 『憲法そのものに内在する不合理さ』 が今回露見したということ。

       その後、毎日新聞 8/27 朝刊で、北田暁大・東京大教授と原武史・放送大教授との
       対談記事をよみ、天皇ご自身の「象徴天皇」認識と、憲法がイメージしている天皇の
       「機能」 との乖離がますますはっきりと認識できるようになり、現行憲法のあいまいさ
       (不完全さ)がこれまで誰からも真剣に指摘されてこなかったということをあらためて
       実感するようになりました。 『憲法を守れ!』 という護憲スローガンは、実はその
       中身があいまいなままに、単なるスローガンとしての役割しか果たしていないことを
       今こそ認識し、日本国憲法の再点検を真面目に考える必要があると思うのでした。

       北田教授の 「天皇制が必要なのかという、本格的な議論もしてきませんでした。
       アカデミシャンも左派も 『平成の後がある』 ことを忘れていたか、忘れたふりをして
       きた」 という発言は、この問題へのあいまいなこれまでの態度への厳しい指摘です。




国民の多くの反応は、天皇のお気持ちに素直に賛意を表するものでした。
これは、現行憲法の内容に必ずしも精通してはいない一般国民の素直な
反応です。 こういう国民感情を、「法律のしろうとは黙ってろ!」と高圧的に
無視ないし否定するのではなく、戦後の混乱と占領下という特別な事情のもと
『国民的議論・合意』 なしに(私はあえてそういう暴言を用いますが・・・)制定
された憲法を、70年ほどを経た今日の国民感情・国際情勢などを勘案して、
やっと改定・改正する時期が来ているという認識をあらためて持つべきだと
思うのでした。

憲法の内容をチェックし、現代という時代にマッチした内容に手直しする作業
は、決して憲法の軽視ではなく、むしろ、議論を通じて、国民が憲法に関心を
高めるチャンスとして、積極的に取り上げていくべきものだと確信します。

『護憲』 とただひたすらに唱えることだけが、憲法を国民のものにする運動では
ない! 憲法を、時代に即したものにブラッシュアップすることで、より国民の
望む方向に舵をきり、生きたものにすることの方が、むしろ当然の感覚である
ことをあらためて認識させられた ・・・ これこそが今回の「天皇からのメッセージ:
お気持ち」の真意であったと思わずにはいられません。




リオ五輪 終わる

懸念されていたテロなどのトラブルもなく、リオ五輪は無事に終了しました。 次は東京です。
4年後の五輪を見る機会は、私の年齢(81歳)からいえば無理という方が自然なことでしょう。
東京大会のことは私には無縁と心得ます。 あえて、東京大会に向けてイメージすることがある
とすれば、リオの大会が始まった日、新聞で見かけた次の記事が、私にはもっとも印象深く、
若い人々に、ここに提示された課題をぜひとも実現していただくよう強く期待するのでした。





それにしても、TVも新聞も同じような競技・顔ぶれのオンパレードでうんざり。
そんな中で好ましく思えたのは、男子400mリレー。 独特のバトンリレーで2位!
実に素晴らしい、魅力ある4人のアスリートたちでした。






パソコンおたすけ広場での宿題

公民館での「パソコンおたすけ広場」は、14年目に入っているものです。
市内6カ所の公民館で、市民の有志による「パソコンなんでも相談会」を
それぞれ月に2回ずつ開催し、市民の皆さんのパソコン操作で困っている
事柄の相談に応じるという催しです。 私は近くの公民館だけですが、
メンバーによっては、遠くの会場にも参加してくれている方がいます。

(ちなみに西宮市は南北に 19km と長く、私の住む甲子園からは、
大阪キタや神戸・三宮の方が、市の北部に行くよりはるかに近い!)


*****

この広場では、ご参加の皆さんの個別の「分からないこと・困っていること」の
相談に応じるというスタイルで、今日、私が対応した方からは、「 Word では
最初から文字入力は 『日本語モード』 になっているのに、ブラウザではなぜ
そうならないのか? わざわざ 『日本語入力モード』 に切り替えるキーを押すのが
面倒だ」 という質問でした。 確かにその通りなのですが、私はそれを特段
煩わしいとも思っていなかったので、ある意味でびっくりしました。 即答でき
なかったので、これは次回までの宿題として預かり、他の疑問の対応に移りました。

自宅に戻り、ネットでいろいろと調べると、Internet Explorer では、対応策がすぐに
見つかりました。 さっそく自分のパソコンで試し、次回の広場で回答を差し上げる
ことにしましたが、実は個人的に mail address を頂戴している方には、メールで
すぐにご連絡をするようにしています。 これは会としてのルールではなく、個別の
対応の中での了解事項ですので、ある意味、私の 「勝手な便宜」 ということです。



なお、Windows10 に付属する Edge での対応方法は、現時点、見つけ出せていません。




今月の診療記録

8月20日 内科  血圧 120 - 70 、投薬(3種) :  700円
8月30日 眼科  投薬(2種)のみ:  450円
 合計1,150円

先月の老人検診の結果、軽い貧血が判明。 検便の指示あり。

また体重が 55.4 Kg ('15/5/20) から 52.4 Kg ('16/7/21) に減少しているが、これは健診時、
着衣のままの値から着衣相当の一定値を減じたもので、正確ではないと思われる。

ちなみに自宅で測定しているデータの推移は次の通りで、1〜2 Kgの減少傾向。

  2015年    1/31  2/17  3/23  4/12  5/28  6/20  7/20  8/21  9/2010/2111/2112/18
  55.0  55.8  55.7  56.5  55.5  54.9  55.5  55.1  54.8  54.7  54.1  54.0
  2016年    1/18  2/19  3/20  4/20  5/21  6/21  7/21  8/19
  54.0  53.8  54.5  54.1  53.7  53.7  53.5  54.1