10.25

  晴れて美しい。 しかし空気は冷たい。 札幌では、30cm も
  積雪したという。
  一日中、ぼんやりと眠る。 疲れてる感じだ。 口腔炎で唇の
  内側が痛む。
  夕のミサ。 全然、不熱心にしか与っていないのだ。
  外山&N響の「新世界」 on the air.
 
10.26

  午後、本社へ。 どうも書記職2級での発令らしい。
  この10年間の働きを全く評価してくれないようで、悔しい!
  こんなにも自分を傷つける必要があるのだろうか?

  夜、K20 さんと「第九」へ。 あまり感心しないオケと指揮者。
  しかし、人の声の持つ響きのすばらしさはどうだろう!
  あと、二人で飲む。 楽しく酔えた。

  九州への転勤、書記職2級での発令と聞き、大変ショックでした。
  これは新入社員と同じ扱いだったのです。
  自己都合による転勤ですので、何も言えないのですが、社員生活
  12年半がリセットされるようで、やりきれない思いでした。
  
  東京交響楽団 第九演奏会
    指揮 : 安 益泰
    ピアノ: ハロルド・コン

    ベートーヴェン  ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58
    ベートーヴェン  交響曲 第9番 ニ短調 作品123

  会場:日比谷公会堂

  日電の K20 さんは、通研から日電に戻っていたのですが、この夜は
  コンサートとお酒に付き合って貰いました。 彼はその後、日電の
  アメリカでの仕事(指紋照合システム)に長い間従事したのでした。
10.27

  いろんな整理を始める。 昨日から、夕方の1時間程を、引き継ぎに
  充てる。 口内炎が痛む。 チョコラBB を服用。
  寮でも資料整理を始めるのだが、基準を決めないとやりにくい。
  バッサリ捨ててしまいたい。
 
10.28

  15日付に決定の旨、係長より連絡あり。
  整理をきちんとしていきたい。
  ECP で作業進行報告。
  11月は大変なことになりそうだ。 頑張ってほしい。
  夜、少しづつ本など整理。
  それにしても、「帰りたくない、本当に帰りたくないんだ。
  どうしてこんなにも自分を傷つけねばならないのだ」
  Phoned to S20 さん、H4 さん、S10 さん。

  希望しての転勤とはいえ、帰りたくないという気持ちを抑えようが
  ないのでした。 自分の思いと現実との相克に苦しむ 29歳 でした。

  電話をしたお三方は、いずれも九州の先輩たち。 悩む一方で、
  新しい職場へ向かう準備に気持ちを切り替える必要があったのです。
10.29

  研究所の映画試写。 仙台の計算センタ、CM100 なども出てくる。
  こういう職場で働いたことを誇りに思う。

  ゲバントハウス、まあまあのリサイタル。 地味な音だし、また曲
  だった。 室内オーケストラの楽しさとはまた別な、ベートーヴェンの   
  音を聴く感じ・・・とでも言おうか。

  K20 さんと、モダン・ジャズを少し聴いて帰る。 Thanks.

  通研では、毎年、最新の研究テーマなどを紹介する映画を制作して
  いたのです。

  ゲヴァントハウス弦楽四重奏団 初来日演奏会
    ベートーヴェン  弦楽四重奏 ハ短調 作品18-4
    ベートーヴェン  弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 作品95
    ベートーヴェン  弦楽四重奏曲 第14番 嬰ハ単調 作品131

  会場:厚生年金会館
  第1ヴァイオリンは、その後、日本におなじみとなったゲルハルト・ボッセ  
  さんでした。

10.30

  通研、施設公開日。 全く、お祭りだ。
  パンチャーの K21 さん、全く美しくなった。 ステキだ。
  Y9 さん、T8 さんが来所。 案内する。 有響室の面白さ。
  帰りに、吉祥寺で drink.
  Wrote to N 先生、H6 先生、H10 さん。

  毎年恒例の施設公開日で、学園の同期生二人が訪ねてきてくれました。
  N 先生と H6 先生は、学園での部長と担任だった方。 帰郷する
  ことの報告でした。 H10 さんは、千葉・房総半島に住む叔母さん、
  1月に訪ねていたあの叔母です。
  こうして、お世話になった方々への別れを告げる私でした。
10.31

  秋田行きの切符を入手。
  午後の鈍行で K8 さんと熱海へ。
  宴会の後、striptease を見て、徹夜でマージャン。
  Whisky を飲みながら、眠くて仕方ない中でやる。

  熱海への旅行。 これは、EPC のメンバーが私のためにセッティングして
  くれたものだったのかと・・・よく覚えていないのです。


Top Page に戻る   1964年一覧 Page に戻る   次の週へ