08.16
   
  高円寺教会で10時のミサ。 聖体拝領。
  久方ぶりに新宿へ。 映画「ローマ帝国の滅亡」 70mm 映画らしい
  映画ではあるが、戦闘場面の見せ場ばかりで、あまり面白い作品
  とは思えない。 カラーも好きなトーンではない。
  紀伊国屋ビル・ステーションビルをぶらぶらして帰る。
  夜は涼しくなる。
 
08.17

  皆それぞれに自分のルーチンに懸命になっている。
  大いに "THINK" してもらいたいと思う。
  詳細設計の第1部を読む。 実によく書けていると思う。
  夜、葵荘で、仙台CAMA 担当者の集まり。 2交の皆さん、
  全くご苦労様でした。
  今度は、ぼくらの番だが、ここで外されるのか・・・
  T25 さんに、どうしても九州に帰るのかと尋ねられたが全く
  ぼくもつらいのだ。
  南調査役が、電算機担当から外れて、電算機はすべて管理課
  主管になるとかで、ちょっともたついている模様。

  "THINK" というスローガンは、当時の IBM 社のものです。
  IBM 社の講習会にいくと、講師席などいろいろなところに
  この文字が掲出されており、印象深かったのです。
08.18

  G さんの印刷ルーチンの考え方をまとめる。
  夜も、12時までかけてフローチャートを書く。
 
08.19

  印刷ルーチンの多重化については、全く難しく混沌としてきた。
  大体、こんなことをしなければ効率的に使えないような電算機が
  よいシステムといえるのだろうか。 疑問に思えてくる。
  5時より、3人に I.O.C.S. を用いての例題の説明をする。
  かなり分かって貰えたつもり。 あとちょっと飲む。
 
08.20

  本社へ。 技術局と日電とのコンソールについての打ち合わせに参加。   
  午後、即知関係の資料作りを手伝う。
  久方ぶりに、一日中雨降りになる。 かなり激しい。 Dry Tokyo に
  潤いをもたらす。
  夜、ボクシングをはじめて見る。 高田 VS 宮本の J フライ級チャンピ
  オン決定戦。 よかった。

  ボクシングの中継はよく見ていた私ですが、ナマ観戦は初めて。
  当時、J フライ級と呼ばれていたものは、現在のスーパーフェザー級
  のようです。 高田安信選手(極東所属)が初代チャンピオンになった
  のでした。

  参考:<ウィキペディア>:ボクシング日本王者一覧
08.21

  一日中、皆のルーチンについて打ち合わせたり、大局用システム
  導入について話し合ったり。
  全国の施設部調査課長一行が見学にくる。
  10時近くまで、料金局から借用した IBM カードの変換作業。

    「あなたには、言葉少なくつつしみ深くあってもらいたい」
 引用した一節は、「謙遜のしをり」(レオ13世編、
 デランヂェラ訳、ドンボスコ社刊)の第8項の冒頭です。
 ずいぶん以前に読んだものですが、当時の私の言動を
 戒めることばとして、日々思い浮かべることばでした。
 なお、訳者のデランジェラ神父はサレジオ会の司祭ですが、
 これほど説教の上手な方には出会ったことがありません。
08.22

  カード変換、最後までつきあう。 ちょっと目を離すと、いろいろ
  トラブルが起こりがち。 すんなりとはいかないのだ。
  「平凡パンチ」だんだんつまらなくなってしまった。
  少しは、音楽(作曲)の勉強でもしろ!

  料金局から借りたカードの変換作業は、主として Y10 君など通研の
  若手が担当していたのですが、私も立ち会っていたのでした。

  参考:<ウィキペディア>:「平凡パンチ」


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