01.12

  午前中、寝てる。 午後、I.O.C.S. のマニュアルを読む。
  うまくできているシステムであるし、すべての仕掛けには一々理屈が
  通っていて面白い。
  高円寺教会で、夕のミサ。
  夜、T14 さんの手紙と「無線と実験」の整理。 大部分を棄てる。

  T14 さんの思いとは別に、もう関わってはいけないと思う私でした。
01.13

  生暖かい天気。 午後から雨。
  保谷寮でソフトウェア・グループのコンパ。
  Sorting symposium と新年会。
  ここの集まりは、全く学校の連続という感じがする。
  百人一首を20年ぶりくらいにやる。 数枚しかとれない。
  鼻風邪、だいぶよくなった。 そして舌の傷も。

 
01.14

  昨日の人事異動で、大勢の人が異動・退職。 昨年は、営業局の異動が   
  少なかったからか、今年は多いという印象。
  エラー・メッセージについての打合せをする。

 
01.15

  母の死以来、平衡を失っているぼくの感情が、今日、一層
  「乱された」。 どうしてこの映画が、こんなにもぼくを
  感動させたのか、まるで分からない。 しかし事実なのだ。
  「灰とダイヤモンド」や「青年」に見た青春への感激でもなく、
  「切腹」のような芸術的な構成美でもない。
  日本的な、あまりにも日本的な情緒の世界での女の話。

  映画「乱れる」を近くの映画館で見て、大変こころが揺さぶられたの   
  でした。
  参考:「乱れる」
     「灰とダイヤモンド」
     「青年」
01.16

  公開準備のプログラム部会、第一回会合。
  Operating System とか、多重処理の問題など、全く難しい。

  O8 先輩の送別会 at 幹部食堂。 あと係長に誘われ麻雀。

  西君より手紙。 そして涙。

  「公開」・・・具体的に何を示すのか記憶がないのですが、
  通研に搬入されたばかりの大局用電算機の所内公開という
  ことだったのかも知れません。
  今年退職なさる先輩の送別会、日比谷の幹部食堂は昼食時は
  文字通りの「幹部専用」ですが、5時以降はいろいろなことに
  利用されていました。
01.17

  朝、荻窪駅で女の人が倒れる。 起こそうとするのだが、全然正体が
  ない。 駅員が連れていく。 高校生は全く手助けしようとしない。

  F4 さんに挨拶し、お見送り。

  午後、A5 さんより I.O.C.S. の説明を受ける。 大体、これでいいと
  思う。

  F4 さんは、通研の事務長をなさっていた先輩で、今回の異動で
  信越支社長に栄転なさったのでした。 前任ポストが本社の課長で
  当時、私は課長の下に所属していたので、通研に来てからも声を
  かけていただく関係でした。
  A5 さんは大局用システムの I.O.C.S. の設計を担当しており、
  その仕様の説明がありました。 私は IBM 7070 I.O.C.S. の勉強を
  していたので、十分納得ができたということです。
01.18
 
  寮でのんびり過ごす。
  書店でシナリオを探すが見当たらない。
  Wrote to 西君。
  フルートの練習。 全く高い e 以上が出ない。 ロングトーンの
  練習とスケールの練習がなくては駄目なのだ。 情けなくなる。
  ヘア・スタイルを変えてみたいと思うのだが・・・
  

  シナリオというのは、もしかすると映画「乱れる」のものか?
  思い出すことができません。


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