01.05

  寝坊する。 午後、年賀状の返事を書きながらラジオ聞く。
  Mozart の Symphony No.25 g-moll 。 これはいい曲だ。
  それから Schuman の No.4 Symphony 。 バーンスタインの指揮。
  例のフルトベングラーとは大違いだが、巧い演奏だ。
  高円寺教会で、夕のミサ。
  T3 さん帰寮。

  「例のフルトベングラー」とは、1963/06/16 に記したあの演奏です。  
01.06

  暖かく、風がないので、昼休みの屋上で気持ちよく過ごせる。
  I.O.C.S. の勉強をする。 こうした文章は大体読める。
  自分で新しい知識を発見する喜びがある。
  名古屋の S3 君へ電話する。 彼も元気にやっている様子。

  I.O.C.S. は、IBM 7070 用の管理プログラム(今風にいえば OS)で、
  この資料は英文のものでした。
  開発中の大局用システムの管理プログラムは、このような考え方を
  参考にしていたので、事前勉強として独習していたのです。
01.07

  研究所でも、寮に戻ってからも、I.O.C.S の勉強をする。
  Putx で RDW を exchange する意味が、やっと分かった!
  ぼくの今までの理解だと、 output の RDW_area に、RDW(Control word)   
  を作り出していた訳だ。 今日は、なかなか収穫のある勉強ができた。
  Exchage とは、次の Input-Area を準備Reserveすることでもある。
01.08

  明け方、目覚めた時、咽頭痛を感じた。 幾分熱っぽく風邪気味。
  夜になり、鼻腔痛も。 Be careful!
  空気が冷えているので鼻炎を起こしやすいのだ。
  一日中、デバッグの手伝いや、プログラムへのアドヴァイスなどで
  結構多忙。
  年賀状の残りを書き終える。

 
01.09

  O6 さんのデバッグを手伝う。 何とか「一括編集」に区切りをつける。
  夜、EPC のミーティング。 7名で愉快に過ごす。 11時半まで。

  EPC とは、プログラミング・グループのことで、通研派遣の5名と
  日比谷の2名( A さん、Y6 さん)の構成。
  この夜は、青雲寮で新年会をしたのです。
  日本の企業体質の中では、こういう体験共有が大事にされていたの 
  でした。
01.10

  仙台より、オペレータ上京。 昨日の東京料金局見学に続く
  大局用 CAMA 電算機の見学。 昨日、点灯式を済ませたばかりだ。
  I.O.C.S の分析、Fig 4 あたりから、てんで分かりにくくなる。
  S さん、米山さんが来所していたので、夜、青雲寮でだべる

  前年末、私も訓練を担当した仙台のオペレータ達の東京見学でした。

  昨日に続く、本社メンバーの来所。 さすがに今夜はおしゃべりに
  終始したのでした。
01.11

  O6 さんが出社しないため、いろいろ心配して、あちこち電話したり
  する。 結局、大したことではなかったが・・・
  映画「 PT109 」を見ながら、部下を率いることの難しさを感じる。
  若きケネディが、まるでキリストみたいな感じなのは、英雄を描く
  ことの難しさか?
  「甘い夜」の日本の場面は、あまりにリズムが無さ過ぎる。
  本当に、日本にはリズムがないのか?
  <オリンピアード>とかいうショウはいただけない。
  男の裸は観賞用ではない。 スポーツとか、ダンスとか、動きの中で
  その美しさは発揮させるものだのに。

  たまたま起こった O6 さんの遅刻騒動、私の「部下」ではなく
  あくまでも「同僚」ですが、通研グループのまとめ役として、
  それなりの心配をしたものです。
  午後、映画を見ながら、午前中の出来事を反芻する私でした。

  参考:映画<魚雷艇109>

     映画<甘い夜>


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