09.15

  11時半、吉祥寺教会でミサ。
  午後、映画「切腹」。 とにかくこんなにうまい日本映画は初めてだ。
  封建時代をそれにふさわしい美で構成して見せるとは大した腕前だ。
  武満さんの控えめな、しかし効果的な音楽。 全くこの映画は、日本人   
  の持つ時間の観念・テンポであり、画面構造である。
  最後のタテなども秀逸。 ただ、例の切腹画面は必要とはいえ、あまり
  に残酷すぎる。

  参考:<ウィペディア>:「切腹」(映画)
09.16

  更新ルーチンのプログラム・パンチ。 通研・営業局の定例打合せ会。
  本社より三名来所。 ぼくは出ない。

  国立、島岡先生。 p.108 〜 109 の moll の続き。 よく分かる。

  通研と本社営業局との打合せが定例化され、日比谷から三名が来所。   
  私はそれには参加せず、プログラムテストの準備です。 こういう
  作業分担が望ましいことでした。
  島岡先生の和声学、ちょっとパソコンのキー入力では表現できない
  独特のコード表記が使われています。

09.17

  データ作り。 プログラミングより、これが大変。
  午後、K14 さんのアメリカ帰朝談。 データ伝送と交換機がテーマ。
  フルート、もっとスケールの練習をやらなくては。 それにそろそろ
  唇を柔らかくしなくては。 とにかく血の出るような練習が必要!
09.18

  来週、出張に決まる。
  訓練計画の打合せ。 明日のデバッグ用のテスト・テープを作る。
  国立、3声のカノン。 例の Il pleure  かなり頭の中ではまとまって
  くる。 moll で使う V V7 は全くいい。
  涼しいというより寒いくらいの夜だ。

  V V7 は、すでに紹介したように正しい表記ではありません。
09.19

  編集ルーチンの説明を受ける。
  午後、デバッグ。 廃止レコードの処理がまずいらしく、おかしなこと
  をやっている感じ。
  岸上室長の歓送会。

  岸上室長が、アメリカ出張をすることになったのでした。
09.20

  夜、フルート練習2時間。 初めからやり直す。
  やっと下の C が出るようだ。 Hard study が本当に必要だ!

 
09.21
 
  デバッグ。 すべて O.K. 
  補充メンバー5名の発令。 最後の一人は Y6 さんの由。
  午後、少し音楽史のノート整理。 そして午睡。
  国立、ピアノを楽しく弾く。 やはり2時間はみっちりしないと駄目。
  もう寒いくらいの気候だ。

  補充メンバーの中に、同期生が2名入っていました。
  K8 さんと Y6(日比谷勤務)さんです。 とても心強く感じた私でした。


Top Page に戻る   1963年一覧 Page に戻る   次の週へ