09.08

  高円寺教会でミサ。 あと教理研究会(第3回)、S13 神父「カトリック  
  と新興宗教」。 創価学会のことなど。 とにかく汎神論的思想に自分自
  身が、かなり侵されていることを痛感する。 成仏(救い)というものを、
  あるがままの自分を肯定することに求めたり(本覚思想)、人生を宇宙の
  流れの中のひとつの表れでしかないと考えたりする辺りだ。 本当はそう
  ではないのだ。 前回の F3 神父の話のように、キリストと共に神を志向
  するものでなくてはならない。 東洋的もうばくさではないのだ。
  午後から夜にかけて、数日来の和声ノートを整理する。

  S13 神父とは、2000年代になって、あるメーリングリストで「再会」
  します。 神父をやめており、ショックでした。

  原文にあるもうばくさという言葉は、私の日本語への無知からきて
  いるものですね。
  「曖昧模糊」とか「漠然」という意味で記したのだと思います。
09.09

  デバッグ、久方ぶり。 HEADER、T.I.E. ルーチン、大きく手直ししたが、
  一か所のコーディングミスだけで、まずは快調な出足。
  K8 さんのことを調査員が聞いてくる。 彼が来てくれれば嬉しい。
  国立へ。 休講。 ピアノで Il pleure のコードをつけてみる。
  少しずつ、気にいってくる。 雨になる。

  通研派遣メンバーの補充を、本社では本気で準備していました。
  同期生の K8 さんが候補になっていることを知り、実現してほしいと
  願う私でした。
  Il pleure とは、ヴェルレーヌの詩、 Il pleure dans mon coeur 
  のこと。 鈴木信太郎訳の「都に雨のふるごとく・・・」に作曲し、
  コードをつけようとしていたのです。
09.10

  一応、変換ルーチンの手直しを終える。 あと多くのデータを通して
  みたい。 K8 さんの件、O.K. の見込み。 Gratias!
  フルート、G-Dur の演習。 Il pleure 、4部にするのだが、なかなか
  うまくいかない。 和音の連結と合唱曲の実際とでは、必ずしも一致し
  ないのだ。 それに言葉と旋律の問題。

  歌の曲の場合、私の好みとしてはメロディー優先ではなく、言葉の
  アクセントやイントネーションの方を大切にしたいという考え方が
  あり、1番のメロディーと2番のメロディーを全く同じにはできない
  という思いが強いのでした。
09.11

  国立、カノン。 あと例のピアノでの確認。 もっと合唱曲として
  面白くしなくてはダメだ。
  プログラマ要員、3〜4名が10月から来るらしい。
  「 Only you 」の旋律が、今頃になって心に響く。 秋だ!

  
09.12

  デバッグ。 大体いいのだが、 out-buffer の反転がまずい。
  前によかったよころなので、シミュレータのせいにはできない・・・
  どこかにコーディング・ミスがあるのか?
  松川事件、全員無罪に決まる。 14年間の長い裁判!

  参考:<ウィキペディア>:松川事件
09.13

  やはり、Electronic Switch の reverse が、シミュレータ側でうまく
  なかったのだ。
  午前中で変換ルーチンのすべてを終え、午後から更新ルーチンにかかる。
  フルート練習後、3時間ほど引き続きプログラム作成をする。
  何としても、日曜日には一応のデバッグをやり終えたいのだ。
  唇に変なものが出来てくる。 ビタミン不足か? チョコラ服用中。

  コーティング・ミスではなく、シミューレータの不具合でした。

  寮にまで仕事を持ち帰っていたのは、当時としてはそれほど違和感の   
  ないことでした。
09.14

  本社へ。 午後、日比谷図書館で PR 映画を見る。
  帰ってフルートの練習、まあまあの出来。
  国立、音楽史。 あとピアノ、ハノンも難しく、またジャズ・ピアノも
  思うにまかせない。

  日比谷公会堂の中にある図書館では、映画会のほか、レコードコン
  サートなども開催されていました。 高木東六さんの解説で聴いた
  ドビュッシーのピアノ曲など、とても印象に残っています。


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