07.07

  大掃除。 暑い。 カードなどして過ごす。
  夕のミサ、高円寺教会。 告解、聖体拝領。
  チャチャイ対中村剛、フライ級タイトルマッチ。 中村判定勝ち。
  ファイトなく面白くない。
  ラジオ・リサイタル、ブロック・フレーテとフルートの名手シェックを
  迎えて、バッハなどのアンサンブル曲。

  参考:<ウィキペディア>:中村剛
07.08

  プログラムの整理。 全く手のつけようがない。 
  排便時、かなり出血。
  夜、映画。 「気球船探検」なかなか愉快だ。 いい青年が出る。
  主題歌もよい。
  「マンダラ」アフリカは、決して楽園ではない。 それにしても
  どうしてこう結婚というのは、昔からややこしいものなのか!
  「片目の巨人」マチステ役のすばらしい肉体。 力の見せ所を心得た・
  緊張度の高い・こういう作品にしては上出来の部類。
 
07.09

  変換ルーチン、また少し手を入れて、大体まとまりがつく。
  全く苦労する。 最初のシステム・サーベイが場当たり的だからだ。
  少し胃がむかつく感じ。 ひどく蒸し暑い。
  フルートを求めるかどうか、迷っている。
 
07.10

  静電プリンタを電信研究室で見る。 実に速い! 機械も大きい・・・
  早朝教室。 岸上室長の IDP 概要。 本当にすごい内容だ。
  考えの整理も見事にはっきりとしている。
  国立、花村先生のテスト。 あとピアノを弾く。 ハノンには手を焼く。 

  IDP の詳細は記憶がありませんが、おそらく「分散しているデータを
  一か所のコンピュータに集めて総合的に処理する方式: Integrated
  Data Processing System 」の紹介だったのでは・・・と推測します。  
07.11

  デバッグ。 シミュレータとの思い違いがいくつかあったが、かなりの
  出来。 それにしても、初めの頃つくったプログラムは、設計が行き当
  たりばったりで、後で手を入れにくい。
  T2 さんも言っているが、とかくフローチャート以降が面白く、それに
  早くとっつきたがるのが、若いプログラマの傾向の様だ。

  確かに、プログラマはとかくコーディングに興味を示しがちで、それ
  以前の工程である「システム分析」や「処理ブロックの組み立て」と
  いった基本的な部分を、疎かにする傾向があったのです。
07.12

  電算機不調、シミュレータ不良で、全然進行しない。
  終わって、A さん、T2 さん、Y4 さんと三鷹でマージャンと Drink.
  フルート、求めることに決める。
  何でも、出来るうちにやっておかねばダメなんだ!

  Y4 さんは、NEC から派遣されていたハードウェアのエンジニアです。
  大局用のシミュレータを稼働させていた NEAC 2203 の面倒をすべて
  見ていた方です。 私たちも本当にお世話になっていました。
  この日は、めずらしく NEC のお二人と、日比谷から来ている私たち
  二人とが、懇親の機会を持ったのでした。
07.13

  I5 さんの「論理設計」の説明。 部分的に面白い個所もあるのだが、
  全体としてかなり退屈な内容。
  午後、T9 君とフルートを探しに行く。 村松のものがない。
  彼と drink.

  都劇「椿姫」。 五十嵐さんの声量は全くすごい。 第2幕第2場など
  全くよく計算されている! ヴェルディらしい音楽だ。
  舞台もよくできていた。

  T9 君は学園の同期で、フルートを趣味にしていました。
  フルートを選んで貰おうと同行をお願いしました。
  都民劇場のオペラ:ヴェルディの「椿姫」。 五十嵐さんはこの時期、
  外遊から戻ってきたところだったと記憶します。
  藤原歌劇団デビュー以前のこのステージで、その年の毎日芸術賞を
  受賞したのでした。
  参考:<ウィキペディア>:五十嵐喜芳

    
  指揮:ニコラ・ルッチ
  東京フィルハーモニー管弦楽団
  演出:栗山昌良
  装置:妹尾河童
  伊藤京子、 五十嵐喜芳、
  栗林義信、 ほか。

  プログラムの「楽曲解説」は、
  大田黒元雄氏が書いています。


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