05.19

  吉祥寺教会でミサ。 その前に小一時間、公園を歩く。
  曇り空の下で、緑がみずみずしく美しい。 いい公園だ。
  廃休。 アセンブラのコード記号の打合せ。
  それにしても最近の T2 さんは変わった。 技術者らしくなって
  きている。
  夕方、I2 さんと会う。 正直なところあまり関心はないのだが・・・
  Received from T14 さん。

  昨日に続く、大局用システムの記述言語の仕様決定の打合せを
  休日返上で行いました。
  提案説明を NEC T2 さんが行ったのですが、実に堂々とした
  説明ぶりで、大きく成長しつつあることを実感させられました。
05.20

  デバッグ。 訂正ルーチン。 ほぼ満足がいく。
  あと度数ルーチンのコーディングを手掛ける。
  このところ忙しすぎて、ずいぶん疲れている感じだ。 Be Careful !
  国立、島岡先生、久方ぶり。 副5度の演習。
 

  
05.21

  このところ、ずっと梅雨のような天気。
  デバッグ、若干の問題もあったが、見通しがついた。
  それにしても Store 命令などの基本的な部分で、まだ、シミュレータ
  にはまずい点が残っている。

  前にも紹介しましたが、まだ姿を見せていない大局用電算機の
  プログラム・テスト(デバッグ)を、NEAC 2203 上で疑似的に
  (シミュレータを使って)行う毎日です。
  ところが、シミュレータに部分的に不都合があり、商用プログラム
  を制作中の私たちを悩ませている日々でもありました。
05.22

  30℃ を超えた由。 とにかく蒸し暑い。
  国立、花村先生。 ドイツ音名でスケールを読むのは全く手が出ない。
  この古典和声の授業から、何が学べるのかちょっと分からない。

  この授業では、たとえば cis moll のスケールを・・・と問われると、  
    cis, dis, e, fis, gis, a, c, cis   と即座に、何も見ずに
  回答することが要求されるのでした。
  これには、本当に弱りました。 お手上げでした。
05.23

  IBM 7070 Autocoder の英文テキストなど、読んで過ごす。
  夜、久方ぶりに映画を見たくなり、たわいない三本立てを見る。
  こんなのが気晴らしにはいい。 海賊映画(スティーヴ・リーヴスも
  贅肉が付いてきた感じ)や、西洋チャンバラ。
  寮で日記をつけようとして、昇天祭だったことに気づく。
  メア・クルパ !

  昇天祭は、復活祭から40日目の木曜日。 復活したイエスが天に
  戻って行ったことを記念する大祝日です。
  mea culpa :ラテン語で「誤りや罪を認めること」「不徳の致す
  ところ」の意。 
  当時のカトリック教会では、ミサの告白の祈りでこの単語が用い
  られていました。 男の子は、ミサ答え(司祭の補助)をラテン語で
  していましたので、自然に覚えてしまう言葉でした。
  これまで何度か使った Deo Gratias! もミサ中のラテン語のひとつで、
  「神に感謝」の意です。
05.24

  日電、相模原工場へ。 NEAC 2400 のデモンストレーション。
  磁気テープの面白さが格別。
  クロスバー交換機の組み立て工場も見学。 こういう職場で働く人たちの  
  意識はどういうものなんだろう。 ぼくは、それを体で体験したい衝動を覚える。
  Wrote to T14 さん。

  NEC コンピュータの新モデルの内覧会(?)に行きました。
  小局用システムの磁気テープは、1 inch 幅ですが、こちらは
  1/2 inch 幅で、とても興味を持たされます。(大局用でも
  1/2 inch 幅ですが、まだ実物を見ていなかったのです。)
05.25

  デバッグ。 やはりシミュレーターのせいらしい。
  午後、芝生で A さんと CAMA の構想について話し合う。
  来週あたりの打合せのためだ。
  国立。 ピアノ練習、ハノンが少しましに弾けるようになる。
  手首や腕に疲れを感じるというステップを通り過ぎて、力をぬいた
  感覚をとらえなくては。

  音大では、聴講する講座が連続するとは限らず、途中に空き時間が
  できていました。 その時間にピアノ練習室を予約して、ひとりで
  練習をするのが常でした。


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