04.14

  ご復活の大祝日。 高円寺教会で告白・聖体拝領・歌ミサ。
  人は、魂はともかく、感性はなにものによっても満足させられはしない。  

  午後、「白と黒」など見る。 このどんでん返しは面白い。
  真実の追求という安っぽいお題目に対して、ぴしゃり平手打ちを喰らわ
  せた面白さ。 「天国と地獄」ほどのショックはないが。

  頭痛が続く。 調子はよくない。 落ちつかず、頭がくらくらする。

  歌ミサというのは、カトリック教会で大祝日などに行う
  「祈りの言葉(通常文と固有文)の多くを歌う」ミサの
  形式です。
  これに対して、祈りの言葉を唱える形式のミサは「読唱
  ミサ」と呼ばれています。
  ラテン語典礼を日本語化したこともあってか、「歌ミサ」
  という言い方も聞かれなくなっています。
04.15

  相変わらず、シミュレータ不良でデバッグは芳しくない。
  午後、タイパ装置の操作、こちらは調子良好。
  夜、また雨になる。 風邪はまあまあ。

 
04.16

  小雨模様。 午前中、訓練生との話し合い。 午後は、タイパ装置の
  操作実習。 A さんのリードの仕方は全くうまい。
  「茶の間の電子計算機」を読む。 しかし、これは軽い書き方の割には
  難しくないか?
  7時まで、ひとりでタイパの操作を続ける。

 
04.17

  晴れて、暑くなる。 東京都知事選挙。
  午前中、商用プログラムの打合せ。 Editor の話。
  ぼくらはただ聞くしかない。
  午後、半休をとり S3 君と会う。 銀座・日比谷を案内。
  彼もちゃんとした仕事をしているようで立派だ。
  夜、仙台の調査役を迎え、新橋で会食とマージャン。

  当時は、平日に選挙が行われるケースがあったようです。
  私もその記憶がなく、日記を読み返してびっくりでした。
  参考:<ウィキペディア>:1963年東京都知事選挙
  S3 君は別府の定時制高校の同級生。 当時は大阪で仕事を
  していました。 多分、東京出張だったのでしょう。
  小局用システムの導入が近づき、仙台から関係者が上京し
  本社のメンバーとの打ち合わせなどが行われていました。
04.18

  知事選、坂本候補敗北。 50万票もの大差。
  仙台からの通研見学。
  タイパ実習もかねて、訓練生の人たちにやってもらう。
  大局用のデバッグ、まだうまくない。
  夜、国立に行き、入学の手続き。 和声は島岡さんのを聞けそう。
  あとは大した科目がなさそう。

  音大での聴講科目の選定、島岡先生の和声学は期待していた
  ものですが、他の科目はあまり魅力のあるものがありません。
04.19

  雨でまた少しひえてくる。 午前中、大局用プログラミング、
  午後は商用プログラムの説明会。 紙テープ入力関係を中心に。
  この辺りは大体分かる。
  終わって、タイパを少し操作する。

  大局用電算機のプログラム仕様などの説明会が続いています。
  まだまだ戸惑うことが多い私でした。
04.20
 
  午後、本社へ。 若手で雑談。
  国立へは行けずじまい。
  M7 さんの結婚式に祝電をうつ。

  M7 さんは、大みそかに明治神宮に一緒に行った学園の同期生。  
  福岡で結婚式をあげました。 この頃、同期生は結婚ラッシュ
  でした。


Top Page に戻る   1963年一覧 Page に戻る   次の週へ