03.17

  黙想会。 K11 神父様の指導。 26名参加。
  形にとらわれない、神と対峙した「生きた信仰」を持つように!
  恩寵は、たとえ外観は常軌を逸したような人間にも豊かに与えられ、
  救いへの確信を持たせてくれるもの!
  告解、聖体拝領。

  黙想会は、クリスマスや復活祭の前に行われるのが常です。
  大きな祝日を迎える前に、心を整えるためのものです。
  この時は、成年男子が対象だったのだと思います。
03.18

  MT 読込・印刷ルーティン O.K. となり、一日中テストをする。
  ただ、入力制御の個所に動作不安定な部分がある模様。
  夜、国立音大へ。 聴講生の願書を提出。
  マックラッケンを、もう一度読み返し始める。
  「ファイルとは、必要な時に、いつでもその内容が取り出せるもの」
  「多くの仕事は、トランザクションによるマスターファイルの更新と
  いう方法で捉えることができる」など、あらためてなるほどと思う。
  暖かくなった。

  マックラッケンの著書は、読みづらく・お世辞にも面白い内容とは
  いえないのですが、システム設計における「基本的な考え方」について、  
  しっかりとした哲学(?)を提示していたように思います。
03.19

  タイパ関係の仕事と、大局用システムの仕事を並行的に進めている
  ので、ちょっと進捗が遅くなりがち。 が、もう大して慌てない。
  出来るだけしか出来ないのだ。 ゆっくり、みっちりやること。
 
03.20

  タイパ実習で、保守科の訓練生が来所。 一日中、それを手伝う。
  昼休み、新館のアンテナ塔(46m)に上る。 さすがに展望はよい。
  7時まで、ショート・テープの仕事。
  明日は、久しぶりの山行だ。

  仙台からは、すでに通研に研修に来ている機器操作・運用の3名の他に、
  機器保守の訓練を受ける技術者が来ていたのです。
03.21

  T3 さんと丹沢へ。 絶好のハイキング日和。 暖かく晴れ上がった
  春の日だ。
  大倉尾根は本当に「馬鹿」の名にふさわしく、きつい。
  花立の頭で昼食。  だんだん霞がかかってくる。 カメラが途中で
  おかしくなる。
  塔ノ岳付近の雪の道。 鍋割山を経て下る。 予想以上の長いコース。   
  フキノトウを見つける。 春はもう来てるのだ。
  山麓では、梅と桜が競って咲いている。 Gratias!
  茂築さん來寮。 三人で、駅の近くで飲む。

  同室の T3 さんと、はじめての山行。 T3 さんは長野出身で
  北アルプスにも詳しい人です。 昨夏の白馬行きの前にも
  アイゼンの付け方などアドヴァイスしてもらいました。
  T3 さんには物足りない丹沢だったかもしれません。

  茂築さんは学園の同期生。 私とは学生寮でも一年間同室だった人で、
  幼いお子さんを残し、若くして亡くなったのはお気の毒なことでした。
03.22

  大局用のフローチャート案について、S9 さんらと話し合い。
  また寒くなる。
  夜、茂築さんも交え、マージャン。 茂築さん盛んに結婚を勧める。
  しかし、東京ではとてもやっていけないだろう・・・
  このところ前の黙想会での K11 神父の話が非常に印象に残っている。
  「形にとらわれない、本物の信仰。 神の前に自分をさらけ出せる
  人間」に達することの大切さをしみじみ感じている。
  掟をおそれることはないんだ。 本当の勇気をもつことが必要だ。
  無理をすることは何にしてもよくない。

  仙台から来ている S9 さんとは、次の大局用システムについて
  話し合うことができるまでになっていました。

  当時のカトリック教会では、K11 神父のような話をする司祭は
  珍しかったと思います。 私自身、コチコチのカトリックだった
  だけにインパクトの強さはひときわでした。
  ただ、私が K11 神父を理解できるようになるのは、まだまだ
  先のことです。
03.23

  午前中、大局用商用プログラムの打合せ。
  通研側から印刷関連業務ではアセンブラ形式をとりたいとの提案。
  面白そうだが、難しいとも思う。

  昼食は皆で、I4 さんの壮行会。

  フルートを入学祝に買いたい!
  夜、映画「天国と地獄」ショックだった。
  鼻炎が起ってる。

  印刷をアセンブラで・・・という提案は、多分、当時はやっていた
  Report Program Generator 方式ではなく、ということかと思います。
  通研では、一般ユーザを意識するよりは、電電仕様という考えの方が
  強かったのでしょう。
  I4 さんは、有望な研究者で、アメリカの大学か研究所に留学したのだ
  と記憶します。
  「天国と地獄」は、一言でコメントできないほどショッキングな作品。
  翌年発生した誘拐事件ともども話題性にこと欠かないものでした。
  モノクロ映画でありながら、決め手のワン・シーンではカラーが用い
  られるなど、いろいろな意味で話題豊かな映画でした。
  参考:<ウィキペディア>:天国と地獄(映画)
               

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