10.07

  晴れたいい日だ。 沼津へ。 
  途中の江の浦あたりの漁村に降り立ってみたかった。
  沼津の千本浜へ行く。 スケッチする。 たいしたものは描けないが・・  
  12時の列車で発ち、イグナチオ教会でのオルガン・メディテーションへ。
  メシアンの「主の降誕」の第一曲など、本当にやすらぎがあり、いい。
 
10.08

  料金局の「1401プログラム解説書」を読む。 よく書けている。
  もっともコーディング部分は分からないが。 フローチャートの解説は
  実に分かりやすい。
  それにしても、「大局用システム」では、対象業務がすごく広い範囲に
  わたり大変だと思う。
  来週から、いよいよ打ち合わせが始まるのだが・・・

  夜、テーブルとイス、来年のアルパイン・カレンダーなど買う。

  料金局というのは、東京料金局のことで、A さんの前の職場です。
  当時、全国に3か所:東京・名古屋・大阪に料金局というパンチカード・
  システムで料金計算・請求書作成を行う業務集約の組織がありました。
  (他の地域では、各電話局で手作業で行っていました。)
  東京料金局には、前年に IBM 1401 という初めてのオール・トランジスタ
  の電算機が導入されていました。
  パンチカード・システムで計算された情報を、請求書のかたちで印刷する
  工程をこの電算機が受け持っていたのです。
  そこで使われていたプリンタは、フライング・チェイン方式という独特の
  もので、その処理スピードが、当時、大変話題になっていたのです。
  これから始まる「大局用システム」の設計検討に先立ち、 A さんが持ち
  込んでくれた資料を、私は必死になって解読していました。
10.09

  歯石除去をやってもらう。 割にきれいな歯だという。 タバコをやら
  ないからか?
  「大局用システム プログラミング・グループ」の第一回打合せ会。
  作業線表をひいてみると、とにかく大変なことが分かってくる。
  あと一年半は、通研行きになるだろうと思う。 それに二人ではどう
  仕様もない。

  通研では、毎年、どこかの歯科大学の学生さんの実習として「歯石除去」を
  してもらう機会がありました。 私は、この時のことがきっかけで、今でも
  3〜4カ月に一度、近くの歯科医院で検査と歯石除去をしてもらう習慣が
  つき、31本の歯を保っています。 この調子なら目標の「80歳で20本」を
  キープできそうです。
10.10

  少し熱っぽい。 それと、胃がよくない。 ひとつは運動不足のせいも
  あるのでは・・・ ジムに通うのもいいかと思う。
  キングピッチ vs 原田のフライ級世界選手権。
  原田が 11回 K.O. 勝ち。 最初から調子よかった。
  新聞の予想とはまるで逆だった。

  参考:<ウィキペディア>:ファイティング原田
10.11

  雨。 昼休みにブリッジをやる。 実際にやるとうまくいかないものだ。
  「早くとることではなく、多くとること」とはいうものの・・・

10.12

  プログラム・チームの打ち合わせ。
  A さんは、午後、本社へ。
  「小局用CAMA」商用試験の組合説明で大変な模様。
  5時より、本社へ。 「小局用マニュアル」勉強会。

  この時点、2つのプロジェクトが並行しています。
  ひとつは仙台で商用試験を控えている「小局用」システム。 こちらは私の
  ようなプログラマの立場からは、プログラミングの予備演習のようなもの。
  もうひとつは、これから本格的な開発が始まる「大局用」システム。
  「電算機本体の開発」、「オペレーティング・システムの開発」、「アプリ  
  ケーション・プログラムの開発」が、今、同時並行的に始まろうとしている
  のです。
  私の属するプロジェクトは、もちろん「アプリケーション・プログラム」
  すなわち料金計算システムの設計部分です。
10.13

  午後、ペータ・マークのブラームス第4を聴きながらうとうと。
  これはいい演奏だ。
  彼は、モーツァルトよりも、ロマン派の方がいいのでは?
  マックラッケン、いよいよ第二分冊にとりかかる。
  この本、日本語訳がてんでまずく、本当に読みづらい。
  アメリカ人好みの発想が、そのまま translate されている感じ。
  プロック・フレーテの練習を少し。




 
今週のアルバム
 
 
沼津の海の風景 : 3枚のスケッチ
 


Top Page に戻る   次の週へ