09.02

  朝はゆっくり休む。 午後、ブロック・フレーテを少し練習。
  難しいが面白いと思う。 何とかものにしたい。
  イグナチオ教会で、オルガン・メディテーション。 聖堂いっぱいの人。  
  バッハのオルゲル・ブューフライン全曲の後半部分。
  本当にいい企画だと思う。 告解。 そして夕のミサ。

  JR四ツ谷駅近くのイグナチオ教会は、足場も良く東京の代表的な聖堂です。
  ここで定期的にパイプ・オルガンを聴きながら黙想する集まりが開かれて
  いました。
  「告解」というのは、カトリックの7つの秘跡のひとつで、俗に「懺悔」と  
  呼ばれるもの。最近の教会ではその機会も少なくなった傾向がありますが、
  当時は、毎週とか、毎月告解をすることが一般的でした。
09.03

  仙台行きの資料作り。 少し疲れ気味。
  夜はずいぶん涼しくなった。

  タイパ装置を含む「小局用 CAMA 装置」と呼ばれるシステムは、NTT では
  初めての、個別の通話明細自動記録システムです。
  当時の市外通話は、交換手が接続し、「交換証」と呼ばれる小さな伝票に
  発信電話番号・着信電話番号・通話時刻・通話時分などを手書きして
  いました。 それを手作業、あるいはパンチカード・システムで集計し
  電話料金の請求書を作成していたのです。
  全国の市外通話をダイアル自動化するに当たり、これをどのように自動記録
  するかが、当時の NTT の大きな課題のひとつでした。
  CAMA 方式はその対策のひとつで、このシステムでは、
   1)交換機に、接続情報の自動記録機能をもたせる。(磁気テープ記録)
   2)それをもとに市外通話料金の集計・計算を行う。
   3)市外通話以外の料金情報は、紙テープにパンチの上、磁気テープ化
     して、2)のシステムに統合する。
  という仕組みになっていました。
  私が関わったタイパ装置は、3)の部分を処理するための Stored Program 
  方式の装置でした。
  ちなみに 1)と 2)の部分は、Stored Program ではなく、固定配線で
  論理回路を構成するものでした。
  この「小局用 CAMA 装置」の商用試験が、仙台電話局で行われようとして
  いたのです。
09.04

  引き続き、仙台用の資料作り。
  ブロック・フレーテ、雨天のせいか響きがよくない。
09.05

  7時40分発。 ブリッジなどしながら行く。
  午後、東北通信局・電話局・新局舎をまわる。
09.06

  雨。 仙台電通学園での CAMA 説明会。
  各部の課長クラスが 25名ほど。
  ぼくも「料金制度とデータ入力形式」を30分ほど話す。
09.07

  雨。 電話局でシステムの説明会を続行。
09.08

  T 君、G 君と会う。 青葉城址に案内してくれる。
  午後、水戸に向かう。 列車のばい煙がひどい。

  二人は学園の同窓生で、T 君は同期、G 君は一期後輩。 仙台在住でした。
  G 君とは翌年、同じプロジェクトで一緒に仕事をすることになります。
  帰路は、通研の人たちとは別行動をとることにしたのでした。


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