07.15

  四谷で6時のミサに与り、出発する。
  下では日差しが強かったのに、ヤビツ峠あたりからは雲が厚くなる。
  二ノ塔への登りはつらい。 三ノ塔で昼食。 お茶がうまい。 
  霧で 10m 先が見えない中、鳥尾山・行者岳から新大日へ。
  ここで雨宿り。
  ヤッケを持ってこなかったのは不覚であった! やがて雨が止む。
  3時間半の登りで塔ノ岳に到着。 ここも全くの霧の中。 それにしても  
  人が多い。
  大倉のバカ尾根を下る。 途中、吉沢平でスケッチ。 霧がきれて美しい
  山肌だ。 下界を見渡す気分は格別。 下の川原で汗を拭く。
  霧の山行もまた良いものだ。

  突然、思いついたように丹沢に出かけました。
  当時は、500円で丹沢・1000円で谷川岳・3000円で北アルプスといった
  交通費の感触がありました。
07.16

  年次休暇。 一日ぼんやり過ごす。 夜、マックラッケンを読む。 
  

  「マックラッケン」とは、彼の書いた「事務用計算機のプログラミング」  
  という上下2巻の翻訳本です。
  私のプログラマ人生の最初の時期の、バイブルのような存在でした。
07.17

  午前中、処理方式の打ち合わせ。
  午後、テープ構成・エントリー構成などの資料を読む。
  てんで分からない。 
  マックラッケン:ループの個所で夜遅くまでかかる。
  ぼくの考えたものの方がメモリーと処理時間の節約ができると思う。
  この本は例題が分かりにくい。
  プログラミングはちょっとやそっとではマスターできないが、面白い。
  通研の研究者が作成した資料の解読に呻吟している毎日でした。
  文系の人間にとっては、理系の資料の「つくりスタイル」にはなじみが薄く、
  当然のことではあったのですが・・・
07.18

  午前中「エントリー表」を解析する。 とにかく通研の文献は、
  一度で分かるしろものではない。
  午後、H1 を読みはじめる。 難しい。 6時までかかる。
  夜、「無線と実験」8月号を読む。
  ラジオで井上靖の山の話と、ボニー・ジャックの山の歌。
  いい雰囲気だ。
07.19

  一日中、H1 を読む。 どうも難しい。 山で苦しい登りにかかった時の
  ようだ。 しかし頑張ろう! 
  夜、マックラッケンを読む。
07.20

  午前中、H1。 少し分かってくる。 しかし大変だ。
  午後、日比谷へ。 タイパの処理方式についての検討。
  あと8時までゼミ。
  新宿で S さん・米山さんとビールを飲む。

  S さんは、本社グループの2年先輩の方で、今でも自作の版画年賀状を
  毎年送ってくれています。
07.21

  午後、洗濯。 あとラジオを聴く。
  ブラームス第4.クレンペラー指揮。
  演奏スタイルがおおらか過ぎる気もするが実にうまい。
  第2楽章の出だしのホルンは最高だ。もう少しくすんだ感じがほしい気も
  するが、いい演奏で満足できた。

  6業会、21名出席。 あと、O 先生を交え数人で新宿へ。

  6業会というのは、NTT の研修制度の同窓(同期)会で、二年間の学園
  生活・全寮生活を共にしたメンバーの同窓会です。
  この研修制度がなければ、私の人生は全く違っていただろうと思います。
  とても大事な仲間たちです。


 
☆☆☆ 今週のアルバム ☆☆☆
大倉尾根から大山南稜をのぞむ





             ブラームス交響曲第4番
                    第2楽章
                      冒頭


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