07.08

  午前中ゆっくり休み、11時半の吉祥寺教会のミサにあずかる。
  「今日を祈る」という新しい祈祷書。 ラテン語を入れたことや、ミサ
  典書に近い形式をとったことは褒められても、この口語文は感心しない
  し、この祈祷書で従来のものに代えるにはあまりにも貧弱な感じ。
  一日中のんびり過ごす。 時には休養も必要だ。

  第二バチカン公会議の議論を受けて、当時、カトリック教会では典礼の
  刷新に取り組みはじめていました。 しかし、ラテン語典礼の「成熟度」
  に馴染んでいた私にとっては、何ともお粗末な取り組みに思えてなりま
  せんでした。
  その印象は50年経った今でも同じです。 美しい日本語への「敬意」が
  全く感じられないのです。
07.09

  一日中 H2 を解析。 難しいが、面白い。 
  そして午後になると、また胃を意識するようになる。 迷路の中を手さぐ  
  りで歩く気持ち。 数学の問題を解くような面白さはあるのだが・・・
  とても夜までは読み続けられない。

  「トゥーランガリラ交響曲」の放送を聴く。 音が十分ではないが・・・

  H2 が何だったかは今となっては思い出せないのですが、多分、タイパ
  装置のプログラムの中心部分ではなかったかと推測します。
  マシン語で記述する前の論理設計のフローチャートの解析を、苦しみ
  ながらやり続けていた時期だと思います。

  独身寮の部屋では、ラジオの音量を大きくすることもできず、先週の
  大ホールの響きを再現することのできないもどかしさがありました。
07.10

  一日中、迷路をさまよう。 何がどうなっているのか、見当がつかなく
  なる。 九州地方で大雨。 もう夏が来てもいい頃だのに。
  夜、山行の予定を考えるも、こちらも迷路に陥り、決まらない。
       
07.11

  H2 一通り解析を終える。
  しかしまだ全体の流れを掴み切れてはいない。 
  時間の経過に気づかずに、一日が過ぎる。 
  今日は、胃の調子は少し落ち着いている。
 
07.12

  久方ぶりに少し晴れる。 昼休み、前庭の芝生で一息つく。

  H2 全体の流れ、どうやら掴めた。 「うまい!」と思うところが数か所
  ある。 夜、「CAMA 大局用」の資料を少し読む。

  山行は、8月5日を中心に、夜行一泊・山小屋二泊程度で<白馬>にする。
  後立山に向かうか、大池に降りるかはまだ決めかねる。
  無理のない山旅にはしたい。

     

  当面の課題である、タイパ装置のプログラムの中心部分を解析し終えた
  よろこびと共に、本プロジェクトのメイン・テーマである「大局用 CAMA 
  電算機」の資料に目を通しはじめるという忙しさが読みとれる個所です。  
  数年前から日帰りの山行には馴染んでいたのですが、はじめての山小屋
  泊をしてみようと思い立ち、プラン作成で気晴らしをしている私でした。
07.13

  H2 の解析をやっと終える。
  午後から日比谷へ。 夕方から若い連中でゼミ。
  ぼくも A さんも、楽しくて仕方ないみたいに「説明」ができた。
  やっと、自分のショウに合った仕事だということを実感する。

  山渓文庫の「白馬」を求める。 大池に降りるコースを一応決める。
  夜、雷雨。 すごい激しさ。

  今週の日比谷での打ち合わせの後、若手の社員だけで電算機の勉強会ゼミを
  始めています。 これは通研に派遣されている私たち2名と本社の2名
  との技術レベルでの相互研鑽を図るためのものです。
  こういうコミュニケーションの機会を継続的に持てたことは、本社メン
  バーと通研メンバーとのよい関係を築くうえでとてもありがたいことで
  した。
07.14

  午後、K 神父様と「よい映画の会」に行く。
  「隅田川」は、茶系統の色をベースにした美しい作品。
  下町の生活模様もうかがわれ、また東京の多くの橋が描かれていて興味
  深い。

  K 神父は、九州にいた頃からお世話になっていた比較的若い神父様です。
  当時、四谷のサレジオ会修道院におられ、時々お目にかかっていました。
  もっとも、この日の映画鑑賞の記憶は残っておりません。(^_^);


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